日本の路線バスの乗り方がわからない!乗り方・降り方・マナーを確認

こんにちは、JAC(建設技能人材機構)の加納です。

外国人のみなさんは、日本で路線バスに乗ったことがありますか?
日本のバスの乗り方がわからないと、困ることも多いでしょう。

今回は、日本の路線バスの乗り方を紹介します。

バスの時間の調べ方や乗り方、降り方、お金の払い方などをくわしく説明します。
ぜひ参考にしてください。

まずはバスの時間を調べよう!

日本のバスの時間を調べるには、2つの方法があります。

バスの時間の調べ方① スマートフォンやパソコンを使って調べる

スマートフォンやパソコンを使って、Webサイトからバスの時間を調べることができます。

    有名なWebサイトには「Yahoo!乗換案内」「駅すぱあと」「乗換案内(ジョルダン)」があり、外国語に対応したものでは「NAVITME for Japan Travel」もあります。

    乗るバス停と目的地のバス停の名前を入れて検索します。
    入力をはじめると、自動でバス停の候補が出てくるので、とても便利です。

    日にちと時間を選べば、選んだ日にちと時間に近いバスの時間を調べることもできます。

    バス停の名前がわからないときに、住所や施設名を入れると、バス停の候補が出てくるWebサイトもあります。

    Webサイトやアプリを使うと、目的地までの運賃(料金)も調べることができます。

    バスの時間の調べ方② バス停で調べる

    バス停に行って、バスの時間を調べることができます。

    バス停には、行き先とバスの番号、バスが発車する時間が書かれた紙(時刻表)が貼ってあります。

    バスの時間は、平日(月曜~金曜)と、土日祝(土曜、日曜、祝日)に分けて書いてあります。
    平日と土日祝でバスの時間が違うことが多いので、気をつけましょう。

    バスは電車と比べると最終バスの時間が早いです。
    夜遅い時間にバスに乗る場合は注意しましょう。

    東京などの大都市では、夜の12時以降もバスが走っていることがあります。

    日本のバスの乗り方がわからない人へ!乗り方、降り方、お金の払い方をご紹介

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    日本のバスの乗り方、降り方、お金の支払い方について説明します。

    バスの乗り方

    バスに乗る前に、まずはバス停で行き先を確認します。

    バス停は、道路を挟んだところに、反対方向へ行く同じ名前のバス停があります。
    バス停には行き先が書いてあるので、必ず行き先を確認しておきましょう。

    そして、バス停には、いろいろな目的地へ向かうバスが来ます。

    バスが来たら、バスの番号や行き先をバスの電光掲示板で確認します。
    自分の乗りたいバスか、確かめてから乗りましょう。

    バスの番号や行き先を表示した電光掲示板は、バスの正面やバスのドア横にあります。

    不安であれば、乗るときに運転手に聞くと、目的地に行くか教えてくれます。

    バスは、前のドアから乗るバスと、真ん中のドアから乗るバスがあります。
    バス停の位置に乗り口のドアがくるように、バスが止まってくれることが多いです。
    そのため、バス停に近いドアから乗れば大丈夫です。

    バスの降り方

    バスを降りるときには、バス停に着く前に降車ボタンで知らせます。
    バス停で待っている人がいないときには、降車ボタンを押さないと、バスが止まりません。

    バスを降りるときは、乗ったときと逆のドアから降ります。

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    バスのお金の払い方

    バスのお金の払い方は、ICカードで払う方法と、現金で払う方法があります。
    先に料金を払って乗るバスと、降りるときに払うバスがあるので、注意しましょう。

    【乗る距離で運賃(料金)が変わらないバスの場合→前払い】

    乗る距離に関係なく、どこまで乗っても同じ運賃です。
    このバスの場合は、前のドアから乗り、お金は乗るときに払います。
    降りるときは、真ん中のドアから降ります。

    <ICカードで支払う場合>
    乗るときに、運転席の横にある「運賃箱」のセンサーにICカードをあててください。
    「ピッ」という音がしたら、離します。

    <現金で支払う場合>
    乗るときに、運転席の横にある「運賃箱」にお金を入れます。

    【乗る距離で運賃(料金)が変わるバスの場合→後払い】

    乗る距離で運賃が変わるバスの場合、お金は降りるときに払います。
    乗るときは、真ん中のドアから乗ります。
    支払いが終わったら、運転席の横にあるドアから降ります。

    <ICカードで支払う場合>
    バスに乗るときに、ICカードをドアの近くにあるセンサーにあてます。
    「ピッ」という音がしたら、離します。

    降りるバス停にバスが止まったら、運転席の横にある「運賃箱」のセンサーにICカードをあててください。
    「ピッ」という音がしたら、離します。

    <現金で支払う場合>
    バスに乗るときに、忘れないで、ドアの近くにある整理券を取りましょう。

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    整理券の番号がバスの前方の表示板に書かれています。
    その下に運賃が表示されます。

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    距離が変わると、運賃も変わります。

    降りるときに、表示板に書かれている金額を支払います。
    運転席の横にある「運賃箱」に、「お金」と「整理券」を一緒に入れてください。

    【ICカードの買い方と入金の仕方】

    ICカードは、駅の券売機やバス会社の窓口、コンビニエンスストアなどで買うことができます。

    ICカードへの入金は、券売機、バス窓口、コンビニエンスストア、バス車内で行います。

    券売機では、「チャージする」というボタンを押します。
    そして、ICカードを入れてチャージ(入金)金額を選びます。
    お金を券売機に入れて、チャージ(入金)完了です。

    バス会社の窓口やコンビニエンスストアでは、店員がチャージをします。
    店員に「チャージをしたい」と言いましょう。

    バスの中でチャージするときは、バスの運転手にチャージをしたいことを伝えてください。

    スマートフォンにICカードを登録している場合は、スマートフォンからチャージができます。

    バスでお金を払うときの注意点

    バスでお金を払うときの注意点は2つです。

    おつりが出ない

    バスのお金は、多く入れると「おつり」が出ません。
    (乗る距離で運賃(料金)が変わらないバスの場合は、おつりが出ることもあります)

    ぴったりのお金がないときは、両替をします。
    両替機は、運賃箱の近くにあります。

    両替は、バスが信号で止まっているときや、降りるときにしましょう。
    バスが動いているときに、バスの中を移動すると危険です。

    10,000円札や5,000円札は、両替機で両替ができないことが多いので、運転手に両替をしてもらいます。
    両替の金額が大きいと断られる可能性があるため、できれば、100円玉や10円玉などの硬貨を準備しておきましょう。

    ICカードで乗れないバスもある

    地域によっては、ICカードが使えないことがあります。
    バスでICカードが使えるか、先に確認しておきましょう。

    心配なときは、現金も持っておくと安心です。

    日本のバスの乗り方のマナーも確認!

    日本ではバスに乗るときに、気をつけたほうがよいマナーがあります。

    大声で話さない・電話をしない・飲食をしない

    バスに乗るときは、大きな声で話さないようにします。
    電話は降りてからかけましょう。

    どうしても電話に出ないといけないときは、小さな声で話すようにします。

    また、バスの中では、お弁当を食べたり、お酒を飲んだりしてはいけません。

    優先席は必要な人に座ってもらう

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    優先席は、次のような人が優先的に座れる席です。

    • お年寄り
    • からだの不自由な人
    • 妊娠している人
    • 乳幼児(赤ちゃんや小さな子ども)と一緒の人
    • 病気の人

    空いているときは座っても良いです。
    ケガをしている人やお年寄りが乗ってきたら、席をゆずりましょう。

    また、「ヘルプマーク」をつけている人がいたら、席をゆずりましょう。
    ヘルプマークは、見た目ではわからない障がいや病気などで、助けが必要な人がつけているマークです。

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    つり革や手すりにつかまる

    席があいていないときは、立って乗ります。
    危ないので、つり革や手すりにしっかりつかまりましょう。

    床に座ってはいけません。

    日本のバスの乗り方のマナーは、電車でも同じようなことがいえます。
    電車の乗り方は「日本の電車の乗り方がわからない!きっぷの買い方や流れを紹介」で紹介しています。
    ぜひ参考にしてください。

    まとめ:日本のバスの乗り方を覚えて便利に使おう

    日本のバスの時間は、Webサイトやバス停の時刻表を見て調べることができます。
    外国語に対応したWebサイトもあるので、活用してみましょう。

    バスのお金の払い方には、「後払い」と「前払い」の2つの方法があります。
    後払いの場合は真ん中のドア、前払いの場合は前のドアから乗ります。

    降りるときにはボタンで知らせます。
    ボタンを押し忘れると、バス停に止まらないこともあります。

    お金を払うときには、おつりが出ないことも覚えておきましょう。
    ぴったりのお金がないときは、バスの中で両替ができますが、10,000円札や5,000円札は両替機が使えない場合があります。
    10,000円札や5,000円札しかないときは、運転手に両替(お金を小さな単位に交換すること)をしてもらいましょう。
    ただし、両替の金額が大きいと両替できないときもあります。
    バスに乗る前に、100円玉や10円玉など、硬貨をたくさん準備しておくと安心です。

    ICカードを使ってお金を払うこともできますよ!

    バスに乗るときは、大声を出さない、優先席は必要な人に座ってもらう、両替はバスが止まっているときにするなど、マナーにも気をつけてくださいね。

     

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