日本の釣りのマナーやルールを知ろう!

こんにちは、JAC(建設技能人材機構)の加納です。

日本は海に囲まれた島国なので、日本に来たら釣りをする機会もあると思います。
釣りが趣味という人もいるでしょう。

自分で釣った魚は、買って食べる魚とは違う特別な美味しさがありますね!

しかし、日本の釣りには、ルールがあります。
釣りが禁止の場所もあるので注意が必要です。

楽しく安全に釣りをするためのマナーやルールをご紹介します。

※釣りをするときは、安全のために必ずライフジャケットを着てください。
海や川に落ちてしまうと危険です。

日本の釣りのマナーを知ろう!

日本で釣りを楽しむためには、マナーを守ることが大切です。
釣りをするときのマナーを6つご紹介します。

①先に釣りをしている人がいたら場所を取らない

他にも釣りをしている人がいるときには、人の場所を取ってはいけません。
周りの人とは、5〜10m以上離れて釣りをしましょう。

他の人の近くで釣りをすると、釣り糸が絡まって迷惑になることがあります。
釣り針が人に当たって怪我をさせてしまう危険もあります。

②いけすや網がある場所の近くで釣りをしない

いけすは、網などで囲った漁業施設のことです。

魚を育てている場所なので、そのような施設の近くでは釣りをしてはいけません。

③小さな魚(子どもの魚)は海や川に戻す

小さな魚(子どもの魚)を持ち帰ってしまうと、その海や川の魚が少なくなってしまいます。
小さな魚が釣れたら、海や川に戻すようにしましょう。

また、魚は食べられる量だけ持って帰ってください。
食べられないくらい多くの魚が釣れた場合は、海や川に戻しましょう。
陸に放置してはいけません。

④水道や道具を勝手に使わない

釣りをしている場所の近くにある水道や釣りの道具は、施設や他の人の持ち物であることも多いです。
勝手に使うとトラブルの原因になります。

⑤ゴミは持ち帰る

自分が出したゴミは必ず片付けて、えさの残りも持ち帰ります。
釣りをしていた場所が汚れたら、掃除をしてから帰りましょう。

ゴミのにおいがしたり、ゴミに虫や鳥、動物が集まったりすると、地域の人に迷惑になります。

⑥大きな声で騒がない

仲間との釣りが楽しくても、大きな声で騒ぐのはやめましょう。

特に早朝や深夜の釣りでは、大きな声で騒ぐと、地域の人に迷惑になります。
また、早朝や深夜は、バイクや車のエンジン音やドアの開け閉めの音にも注意しましょう。

日本での釣りのルール・法律で決まっていること

日本で釣りをするときには、いくつかのルールがあります。
法律で禁止されていることもあるので、気をつけましょう。

立入禁止の場所に入らない

「立入禁止」と書いている場所には、入らないでください。
柵がある場所にも入らないようにしましょう。

立入禁止の場所や柵がある場所は、波や流れが激しかったり、転落してしまう危険があったりなど、命の危険がある場所も多いです。
安全に釣りを楽しむためにも、入らないようにしてください。

また、その土地の持ち主が、関係ない人の立ち入りを禁止していることもあります。

立入禁止の場所に入った場合は、法律違反になります。

釣ってはいけない魚や期間、禁止の釣り方がある

地域ごとに、釣ってはいけない魚や禁止の釣り方が決められていることがあります。

釣りに行く前に、釣りをする予定の地域に特別なルールがないか調べましょう。
インターネットで「北海道 釣り ルール」「琵琶湖 釣り ルール」など、「釣りをする場所+釣り+ルール」の言葉で調べることができます。

例えば、北海道ではサケ・マスを海で釣ることはできますが、川で釣ることは禁止です。
川にサケ・マスがいることを知っていて釣った場合、川に戻しても犯罪になります。

魚を保護するために、釣り方にもルールがあります。
例えば、海で認められている釣り方は「竿釣り、手釣り」「たも網(40cmより小さいもの)」「機械を使わず手でとること」です。

地域によっては、モリで魚を突いてとることは禁止されているので注意しましょう。

釣って良い時期が決まっている魚、釣っても良い大きさが決まっている魚もいます。

川や湖では遊漁券が必要なこともある

川や湖の釣りでは、「遊漁券(遊漁承認証)」が必要なことが多いです。

遊漁券は、川や湖で特定の魚を釣る場合に必要な許可証のこと。
漁協という川や湖を管理している団体から遊漁券を買う必要があります。

地域の漁協や釣具店で買うことができます。

魚釣り以外にも気をつけたいルールや法律

日本では、アワビやナマコを許可なくとることは、法律で禁止されています。
3年以下の懲役または3,000万円以下の罰金となります。

生産者がいる場所で、貝類、ワカメ、コンブ、イセエビやタコを許可なく釣ることも禁止です。

また、近年は、カキの貝がらの不法投棄(ゴミをルールを無視して捨てること)も増えています。
とることが許可されている貝でも、その場に貝がらを捨てて、中身だけを持って帰ってはいけません。

貝がらの不法投棄は、地域によっては条例(その地域の法律)で禁止されています。
貝がらを踏んで、人がけがをしてしまう危険もあります。

魚釣りのほかに注意したいのが、野菜や果物です。

公園や人の家の庭に生えている木に、柿や桃などの果物が実っていても、勝手にとってはいけません。
畑で育てられている野菜も、勝手にとるのは犯罪です。

まとめ:日本での釣りはマナーを守って安全に。ルールや法律も事前に確認しよう

魚釣りはのんびりと楽しめる趣味として人気です。
ただし、安全に釣りを楽しむためには、ルールやマナーを守る必要があります。

小さい魚(子どもの魚)は海や川に戻す、いけすや網がある場所の近くで釣りをしないなど、基本のマナーを守りましょう。
釣り場では、他の釣り人や地域の人に迷惑をかけない行動を心がけてくださいね。

また、釣りは地域や時期によってルールが違うこともあるので、釣りに行く前に確認をしましょう。

マナーを守り、釣りを楽しんでくださいね。

※このコラムは2023年9月の情報で作成しています。

 

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