日本のお金の種類を詳しくご紹介！お金の支払い方法も確認
こんにちは、JAC（建設技能人材機構）の加納です。
日本には、いろいろなお金の種類があります。
そのため、お金を払うときに「どのお金を出せば良いかわからない」という人もいるでしょう。
今回は日本のお金を写真付きで紹介します。
日本でよく使われている支払い方法も説明するので、ぜひ最後まで読んでください。
日本のお金には、どんな種類がある？
日本で使われているお金は「円」と言います。
「￥」というマークで書かれることもあります。
数字は漢数字で表すことがあります。
（例： ¥100 → 百円 ）
日本のお金は大きく2つの種類に分けられます。
1つは紙でできた「紙幣」、もう1つは金属でできた「硬貨」です。
日本の紙のお金「紙幣」の種類と単位
紙で作られたお金は「紙幣」です。
2024年7月からは新しいデザインの紙幣が使用されていますが、古いデザインの紙幣も使えます。
日本の紙幣は4種類
日本の紙幣は、次の4種類があります。
- 1,000円札
- 2,000円札
- 5,000円札
- 10,000円札
それぞれの紙幣を写真付きで説明します。
1,000円札
▼新しいデザイン
▼古いデザイン
1,000円札は、一番使う頻度が高い紙幣です。
新しいデザインの1,000円札には、細菌学者の北里柴三郎が描かれています。
彼は、破傷風菌の研究で世界的に知られ、日本の医学の発展に大きく貢献した人物です。
古いデザインの1,000円札には、同じく細菌学者の野口英世が描かれています。
2,000円札
2,000円札は、2000年〜2003年に製造された特別な紙幣です。
2025年現在は、見かけることが少ない紙幣です。
表面には沖縄の名所、首里城の守礼門が描かれています。
自動精算機や自動販売機、券売機などでは使えないことがあるので気をつけてください。
5,000円札
▼新しいデザイン
▼古いデザイン
新しいデザインの5,000円札には、日本で女子英語学校を作った教育者の津田梅子が描かれています。
古いデザインの5,000円札には、1890年頃に活躍した作家の樋口一葉が描かれています。
10,000円札
▼新しいデザイン
▼古いデザイン
10,000円札は、日本で最も高額な紙幣です。
新しいデザインの10,000円札には、実業家の渋沢栄一が描かれています。
彼は、日本に多くの企業や銀行を作り、「日本資本主義の父」とも呼ばれる人です。
古いデザインの10,000円札には、学者であり教育者である福沢諭吉が描かれています。
日本の紙幣の工夫
日本の紙幣には、偽造を防ぐための2つの特徴があります。
すき入れ（すかし）
紙幣を明るいところにかざすと、うっすらと人の顔などが見えます。
3Dホログラム
「ホログラム」は光沢があり、見る角度を変えると模様が変化するものです。
新紙幣の「3Dホログラム」には人物が描かれています。
角度を変えると、その人物が動いて見えるのが特徴です。
日本の金属のお金「硬貨」の種類と単位
金属のお金は、「硬貨」です。
日本の硬貨は6種類
日本の硬貨には、次の6種類があります。
- 1円玉
- 5円玉
- 10円玉
- 50円玉
- 100円玉
- 500円玉
それぞれの硬貨を写真付きで説明します。
1円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
1円玉は日本で一番金額が小さい硬貨です。
大きさは直径20.0mm、重さは1gでとても軽いです。
表面には若木が、裏面には「1」の数字が描かれています。
5円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
5円玉は中央に穴が開いた金色の硬貨です。
大きさは直径22.0mm、重さは3.75gです。
表面に描かれているのは、稲穂、歯車、水です。
裏面には双葉が描かれています。
10円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
10円玉は銅色の硬貨です。
大きさは直径23.5mm、重さは4.5gです。
表面には京都の歴史的建造物である平等院鳳凰堂と唐草が描かれています。
裏面に描かれているのは、常緑樹と数字の「10」です。
50円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
50円玉は、中央に穴が開いた銀色の硬貨です。
大きさは直径21.0mm、重さは4.0gです。
表面には菊の花が、裏面には数字の「50」が描かれています。
菊の花は、日本の国花です。
100円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
100円玉は、銀色で50円玉より少し大きい硬貨です。
大きさは直径22.6mm、重さは4.8gです。
表面には日本を象徴する桜の花が、裏面には数字の「100」が描かれています。
500円玉
出典：通常貨幣一覧 : 財務省
500円玉は、日本で1番高い金額の硬貨です。
直径26.5mm、重さ7.1gです。
大きさ・重量どちらも日本の硬貨の中で最大です。
表面には桐の紋章、裏面には竹と橘、「500」の数字が描かれています。
偽物が作られるのを防ぐために、これまでに3回デザインが変更されました。
- 1982年発行：銀色
- 2000年発行：金色
- 2021年発行：縁が金色、中央が銀色の二色
以前のデザインの500円玉も使うことができます。
特別な硬貨
紹介した通常の硬貨以外に、特別なデザインの硬貨もあります。
お店によっては使えないこともあるため、使う前に確認しましょう。
硬貨は、バスや電車で使うことも多いです。
乗り方については、下記のコラムを参考にしてください。
日本の路線バスの乗り方がわからない！乗り方・降り方・マナーを確認
日本の電車の乗り方がわからない！きっぷの買い方や流れを紹介
日本でよく使われるお金の支払い方法の種類もご紹介
日本で買い物をするときは、さまざまな方法でお金を払うことができます。
主な方法を紹介します。
現金払い
紙幣や硬貨を使って支払います。
レジにはトレーが置いてあります。
支払うときは、トレーにお金を置きましょう。
また、紙幣を使って支払うときは、お札の向きを揃えると丁寧です。
電子マネー・スマホ決済
カードやスマートフォンを使って、お金を払う方法です。
交通系ICカード
電車やバスに乗る時に便利なカードです。
「Suica」や「PASMO」などが有名です。
ICカードは、お金をチャージして使います。
ICカードへのお金のチャージは、駅の券売機やコンビニなどでできます。
お金をチャージしておくと、カードをかざすだけで公共交通機関を利用できます。
コンビニなどの一部のお店では、商品の購入にも使用できます。
いつもお金をチャージしておくと便利です。
スマホ決済
スマートフォンを使って支払う方法です。
スマートフォンに専用アプリを入れて、日本の銀行口座と連携させたり、コンビニなどで入金したりして使います。
日本では、「PayPay」や「楽天ペイ」などがよく使われています。
お店のレジにあるQRコードをスマートフォンで読み取るか、スマートフォンの画面を機械にかざすことで支払いができます。
クレジットカード
商品やサービスの代金を後から支払うことができるカードです。
支払い時にクレジットカードを提示し、サインや暗証番号の入力を行います。
日本の多くのお店で使うことができます。
ただし、日本でクレジットカードを作るためには、審査が必要です。
日本に来てからすぐにクレジットカードを作るのは難しいです。
日本では、電子マネーやクレジットカードが使えないお店もあります。
特に、小さなお店や古いお店では、現金払いしかできないことがあります。
電子マネー・スマホ決済、クレジットカードだけでなく、現金も持ち歩いておくと安心です。
また、日本ではチップを渡す文化がないです。
飲食店やタクシーでは、表示されている金額だけを払いましょう。
まとめ：日本のお金の種類には紙幣と硬貨がある
日本の通貨は「円」です。
お金の種類には、紙のお金である紙幣と金属のお金である硬貨があります。
紙幣の種類は、1,000円札、2,000円札、5,000円札、10,000円札です。
硬貨の種類は、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉です。
紙幣も硬貨もデザインの変更が行われることがありますが、昔発行された紙幣や硬貨も使えます。
日本でお金を支払うときは、紙幣や硬貨を使って支払う「現金払い」や、電子マネー・スマホ決済、クレジットカードなどの方法があります。
電子マネー・スマホ決済、クレジットカードは使えないお店もあるため、現金を持ち歩いておくと安心です。
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