日本のビジネスマナーを学ぼう。立場が上の人や社外の人との接し方

こんにちは、JAC(建設技能人材機構)の片山です。
日本で仕事の経験を積んでいくと、立場が上の人と話をしたり、社外の人と会ったりする機会が増えます。
日本では、人の立場によって話し方や接し方を変える文化があります。
そのため、立場が上の人や社外の人と接する時には、日本ならではのビジネスマナーを知っておくことが大切です。
この記事では、立場が上の人や社外の人と接する時に役立つビジネスマナーを紹介します。
また、上の立場の人との関係で心がつらくなった時の対処法もお伝えします。
日本ならではの人間関係のしくみ
日本の会社では次のような人が「上の立場」の人です。
- 自分より上の役職(社長、部長、課長など)がある「上司」
- 自分より入社時期が早い「先輩」
上の立場の人には、丁寧な態度で対応します。
立場を決める優先順位は「①役職→②入社時期」です。
入社時期が遅い人でも、自分より上の役職があれば「上の立場」の人になります。
また、自分の会社以外の人には、立場に関係なく丁寧な言葉や態度で接します。
年齢が自分よりも上の人に対しても、丁寧な言葉や態度で接するのが基本です。
こちらの記事では日本の働き方の特徴を詳しく紹介しているので、読んでみてください。
日本の働き方の特徴を解説!日本人は本当に働きすぎ?
立場が上の人や社外の人と接する時のビジネスマナー
日本で上の立場の人や社外の人と接する時は、話し方や座る場所のルールを覚えておくと安心です。
相手の呼び方
相手を呼ぶ時は、基本的に名前に「さん」をつけます。
役職がある人は、名前に役職をつけて呼びます。
名前だけで呼ぶことは、失礼になるので気をつけましょう。
しかし、相手の呼び方は業界や会社によって、上の例とは違うルールがある場合もあります。
そのため、会社の先輩などに呼び方のルールを確認して、業界や会社のルールに従いましょう。
伝え方
何かをお願いしたり、断ったりする時に使える丁寧な言葉があります。
使わなくても伝わりますが、文の最初に付けることで、相手を気遣う気持ちを表現できます。
【お願いする時の例】
たとえば書類を確認してもらいたい時は、次のような表現をしてみましょう。
【断る時の例】
たとえば相手の誘いを断る時は、次のような表現をしてみましょう。
お辞儀
日本では、挨拶をする時にお辞儀をします。
お辞儀は、頭を下げる角度によって意味が違います。
- 15°:普段挨拶をする時
- 30°:初めて挨拶をする時、お礼をする時
- 45°:謝罪をする時

名刺交換
社外の人と初めて会う時は、名刺を交換することが多いです。
名刺交換の流れは次の通りです。
- 立って相手と向かい合う
- 両手で名刺を差し出す
- 自分の会社名と名前を伝える
- 相手の名刺を受け取る
相手の名刺は両手で受け取るのが基本です。
しかし、名刺を渡す動作と名刺を受け取る動作が同じタイミングの場合、両手で受け取ることができません。
その時は、右手で自分の名刺を差し出しながら、左手で相手の名刺を受け取ります。

受け取った名刺の扱い方には、このようなマナーがあります。
- 受け取った名刺は机の上か名刺入れの上に置く
- 名刺を折ったり、汚したりしない
- 名刺にメモをしない
座る場所
日本では、部屋や乗り物の中で、座る場所に決まりがあります。
一番上の立場の人が座る場所が「上座」、下の立場の人が座る場所が「下座」です。
基本的には、以下のように覚えておけば大丈夫です。
- 入り口から一番遠い席:一番上の立場の人が座る場所
- 入り口に一番近い席:一番下の立場の人が座る場所

タクシーに乗る場合は、運転席の後ろの席に一番上の立場の人が座ります。
座る場所は、日本人でも間違えることがあります。
わからない時は、「私はどこに座ればよいですか?」と、周りの人に聞いても大丈夫です。
会食・接待
立場が上の人や社外の人と食事をする時にも、マナーがあります。
次の3つのポイントを覚えておきましょう。
- 席は上座・下座のルールに従う
- 乾杯の時は、立場が上の人よりグラスを低く持つ
- 食事は立場が上の人が始めてから食べ始める
電話
立場が上の人や社外の人に電話をする時は、最初に挨拶をして、会社名や自分の名前を伝えます。
[会社名(かいしゃめい)] の [自分の名前(じぶんのなまえ)] です。
電話に出た人が、自分の話したい人と違う人だった時は、次のように聞いてみましょう。
相手の名前には必ず「様」をつけます。
電話を切る時は、相手よりも後に切りましょう。
上の立場の人との関係で心がつらくなった時の対処法

もし上の立場の人からひどい言葉を言われたり、無理な仕事をさせられたりして、心がつらくなった時は、一人で我慢しないでください。
会社の人事部や相談窓口・担当者に、相談してみましょう。
社内の人事部や窓口・担当者に相談できない場合は、外部の専門機関を頼る方法もあります。
たとえば、外国語で仕事の悩みを相談できるサービスもあります。
総合労働相談コーナー(外国語対応あり)
登録支援機関などに相談することもできます。
また、建設分野の特定技能外国人なら、FITS(一般財団法人国際建設技能振興機構)の「母国語 相談ホットライン」を利用することも可能です。
母国語 相談ホットライン
まとめ:日本のビジネスマナーを勉強して上の立場の人や社外の人と良い関係を作ろう
日本のビジネスマナーは、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、不安に思わなくても大丈夫です。
丁寧な言葉と態度で接する気持ちがあれば、相手にきちんと敬意が伝わります。
相手の呼び方やお辞儀、名刺交換、座る場所など、覚えるべきビジネスマナーはたくさんありますが、少しずつ身につけていきましょう!
もし、上の立場の人との関係で自分一人で解決できない悩みができた時は、無理をしないでください。
会社の相談窓口や、外国語で相談できる「総合労働相談コーナー」などを頼りましょう。
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