日本語の「痛みの表現」を知ろう!うまく痛みを伝える方法も

お腹を押さえる男性

こんにちは、JAC(建設技能人材機構)の加納です。

日本で生活をするときに心配になるのが、病気やけがのときです。
日本語には「痛み」を表現する言葉がたくさんあります。

痛みにあった言葉を使えると、他の人にも症状が伝わりやすいです。

今回は、日本語の「痛み」の表現をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

日本語の「痛みの表現」を知ろう

日本語には、痛みを表現する言葉がたくさんあります。

痛みの種類に合った言葉を使うことで、痛みの原因や、どのくらい痛いかを、他の人に伝えやすくなります。

痛みを表現する言葉には、つぎのようなものがあります。

  • びりびり:しびれたような感覚があるとき
  • じんじん:しみるような痛みがあるとき
  • ちくちく:針で刺すような痛みがあるとき
  • ひりひり:焼けるような痛みが続くとき
  • きりきり:締めつられるような痛みがあるとき
  • ずきずき:頭や歯が痛いとき

痛みを表す言葉をどのように使うのかを、体の部位ごとに紹介します。

「頭が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • 頭がずきずきする:こめかみ(目の真横、耳の真上)あたりが締めつけられるように痛いとき
  • 頭ががんがんする:頭全体が痛いとき
  • 頭がぼーっとする:熱があるなどして、ぼんやりするとき

「首が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • 首ががちがちになっている、首がばきばきになっている:首の筋肉が固まって重いとき

背中・腰

「背中や腰が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • 背中(腰)がぴきっとする:一瞬だけ、電気が走ったような痛みがあるとき
  • 背中(腰)がずーんとする:痛みが長く続いているとき

お腹

「お腹が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • お腹がきりきりする、お腹がしくしくする:胃のあたりが締めつけられるような痛みのとき
  • お腹がちくちくする:針で刺すような痛みがあるとき

腕・手

「腕や手が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • 腕(手)がびりびりする:しびれたような感覚があるとき
  • 腕(手)がじんじんする:焼けるような痛みがあるとき
  • 腕(手)がちくちくする:針で刺すような痛みがあるとき

「足が痛い」ときには、このような言葉を使います。

  • 足がびりびりする:しびれたような感覚があるとき
  • 足がじんじんする:焼けるような痛みがあるとき
  • 足がちくちくする:針で刺すような痛みがあるとき
  • 足がぱんぱんになる:歩きすぎて足が張っているとき

痛みを上手に伝える方法

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痛みの表現を知っておくと、他の人に症状が伝わりやすくなります。
ただし、ぴったりの言葉が思い浮かばないときもありますよね。

そのようなときは、つぎのような方法を試してみてください。

  • 痛い場所を指で教える
  • どんなときに痛いか伝える
  • 痛みの強さを数字で表す(0=痛くない、10=とても痛い)
  • 痛くても眠ることができるか、できないかを伝える
  • 痛みがどのくらいの時間続くかを伝える
  • 痛みが少なくなることがあれば伝える

例1)昨日の夜からお腹が痛いです。痛くて眠れませんでした。
一度痛くなると、10分くらい痛いです。横を向いて寝ると、痛みが少なくなります。
一番痛いときの痛みが7くらいで、横を向いているときの痛みが2くらいです。

例2)今日の朝、工事現場で重い鉄骨を持ち上げたときに、急に腰のここ(←痛い部位を指でさして)が痛くなりました。
歩けないくらい痛くて、立っているときも、座っているときも痛いです。

痛みがひどいときには、救急車を呼びます。
救急車の利用方法については、「訪日外国人のための救急車利用ガイド | 救急お役立ち ポータルサイト | 総務省消防庁」で、くわしく紹介されています。
※対応言語:英語・中国語・韓国語・イタリア語・フランス語・タイ語・ベトナム語・タガログ語・ポルトガル語・ネパール語・インドネシア語・スペイン語・ビルマ語・クメール語・モンゴル語

もしものときに備えて、見ておくと安心です。

    まとめ:日本語にたくさんある「痛みの表現」を使うと症状が伝わりやすい

    日本語には、痛みを表現するための言葉がたくさんあります。

    痛みの表現を使うことで、他の人に症状を伝えやすくなります。
    言葉で表現することが難しいときには、指で痛いところを教えたり、いつ痛くなるかを伝える方法でも良いです。

    病気やけがの痛みを伝えるときは、参考にしてみてください。

     

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